恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




倉庫が近づくと、中からうめき声のような男の人の低い声が聞こえてきた。





この声――‥


この声はおまわりさんじゃない!!





それじゃ、犯人?

犯人を捕まえたんだ。





「おまわりさん!!」


壊れている倉庫の扉を押し開けて、私は叫んだ。




小さな窓しかない薄暗な倉庫の中。

目の前には、床に倒れ込んでいる複数の男と、一人の男に手錠をかけようとしているおまわりさんがいた。





「――美樹!?」



目を大きく見開いたおまわりさんが、私の名前を叫んだ。





よかった……



膝を床に落とした私の目に、涙がじわりと浮かんだ。