今の 今の音――‥ 血管がちぎれてしまうくらいの血液の波が、心臓から体中に流れ出る。 頭の中が真っ白になっている私の前で、浅野さんが擦れた声をだした。 「くそっ」 浅野さん…… 今の音…… 怖くて聞けない。 もし、あれが銃声で、おまわりさんに向けられたものだったとしたら……。