恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




私とその女性はおまわりさんの様子を見に行き、おまわりさんを目にした女性は大きな溜め息をついた。


「またやったわね……」




『また』? またって、今までにも同じようなことがあったってこと?




私は目を丸くして女性の顔を見た。


視線に気づいた女性は、小さく手招きをしてリビングに向かった。



この人は何かを知ってる。

おまわりさんが隠していることを知ってるんだ……。




向い合わせの状態で椅子に腰かけた後、女性が口を開いた。


「彼は大丈夫よ。だから、もう帰った方が良いわ」


「でも……」




このまま帰るなんて出来ない。


おまわりさんのことが心配だし、このままだとこの人がおまわりさんに付き添うことになる。



引き下がることが出来ない私は、勇気を振り絞って聞いた。



「あの、あなたは誰ですか?」




すると女性は、声を出して笑った。