恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




小さなおまわりさんの声が、必死な願いに聞こえた。


私を安心させようと小さく微笑んだおまわりさんの額には、隠した痛みが汗となって滲んでいる。



こんなに苦しんでるのに、どうして……?



私はなんとかおまわりさんをベッドに寝かせ、冷静を保つために深呼吸をした。




落ち着いて、落ち着いて……。




息を飲んだ後、瞼を開けないおまわりさんに向かって声をかけた。



「ごめんね、ちょっと見せてもらうね……」





おまわりさんのシャツのボタンを一つ一つ外して、ゆっくりと開いた。


そしておまわりさんの身体を見た私は、自分の目を疑った。




この傷――。



おまわりさんの肩や腹部に、少し黒ずんだ大きな傷痕があった。


腕には擦り傷があり、

もしかして……とズボンの裾を捲って見ると、膝にはまだ瘡蓋になりかけの新しい傷があった。