恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




「おまわりさん?」



声をかけた後、おまわりさんの声ではなく、ドサッという鈍い音が聞こえた。



「どうしたの!? おまわりさん!?」



どこにいるの……?

何が起こったの……?



手探りで壁にある電気のスイッチを探し、やっとの思いで見つけた。


パチンという音と同時に辺りが明るくなり、目の前にいるおまわりさんの姿に驚いた。



「おまわりさん――!!」





床に倒れているおまわりさんのシャツが、所々破れて黒い墨のようなもので汚れている。


私は、意識朦朧としているおまわりさんに触れながら何度も声をかけた。