恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




落ち込んだ私は、三人の楽しそうな笑い声の中

ただ黙って座っていた。




おまわりさん


私がおまわりさんを好きになることは

有り得ないことなんかじゃないよ……。



ずっと見てるんだよ?

いつも思ってるんだよ?



心の中で


ずっと……






大好きなおまわりさんが目の前にいるのに


切ない想いが溢れだして泣きたくなる。




刻々と過ぎる時間を感じられないまま、

私は甘くなったコーヒーを見つめていた。