「まっ、教師と生徒は、やっぱまずかったでしょ……」 照れ隠しのように言葉を付け加えた先生。 私は本当に幸せ者だね。 こんなに想ってくれている人が傍にいてくれる。 私も、先生のことを大切に想ってるよ。 きっと、これからもっともっと 私は先生を好きになる…… そう思えた。 「なんだかお二人さん、いい感じだね」 智子の一言で顔が紅潮してしまう。 私は恥ずかしくなり、話題を変えようとした。