「言っただろ? 用が無いなら交番に顔を出すなって」 「いやっ、宮本、今のは俺が」 「迷惑なんだよ。もう変な噂は困る」 浅野さんの言葉を聞き流し、私に向って声をだしたおまわりさん。 ずっと聞きたかった声。 やっと私を見てくれた瞳。 だけど その声は その瞳は ……もう違うんだね。 もう、私を想ってくれてるものじゃない。