恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




「さっき私、おまわりさんの家の前に行ったの」

「家の前?」



私の言葉を聞いた途端、おまわりさんの表情が明らかに変わった。


まるで見られたくなかったものを、突然目の前に出されたような顔。





「どういうこと? 仕事って言ってたのに……全然わかんないよ……」



どんな状況でも、泣きながら話すのは卑怯なことだと思ってた。


だけど、今の私は涙を止めることなんて出来なくて、精一杯に言葉を口にしていた。






怖いよ……。


だけど本当のことが知りたい。



おまわりさんが好きだから。



おまわりさんを信じてるから。







少しの沈黙の後、思いつめた顔でおまわりさんが口を開いた。