恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



「美樹……?」


心配そうに私を見つめるおまわりさん。


いつもだったら嬉しいよ。

素直におまわりさんの胸に飛び込むよ。




だけど……


一番私を理解してくれてると思ってたおまわりさんが、

大好きなおまわりさんが、

遠くに感じる。






「俺に話せないこと?」


おまわりさんの言葉に小さく首を横に振った。



「美樹……?」





私が口を開いたら、おまわりさんはどんな言葉を私にくれる?


安心させてくれる言葉?

傷ついてしまう言葉?



それを聞いたら……




怖い。怖いよ。

変わってしまう関係が怖い。


今何もなかったふりをしたら、これまでどおりでいられるんだよね?




けど、だけど……

私は真実を知るためにおまわりさんに目を向けた。