恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



「イッ、痛~い!!」

「跳び箱の補習を一日で終わらせてくれ!
青木が飛んでくれれば一日で終われるんだ!」



先生につねられてる頬がジンジンと痛む。


先生は、痛がって両手をバタつかせている私を面白がって笑った。



「もう青木の恋の助けはしないって言ったのに、アドバイスさせやがって~」

「ごめん、ごめんなさい!!」

「もう、本当にこれが最後だからな」

「はい、わかりました。だからその手を離して~!」




何故かな。

先生といると、自然と元気が出てきた。


苦しい時間が消えたように、目の前が明るくなったんだ。




先生、ありがとう。

私、おまわりさんを信じるよ。


おまわりさんに会いに行く。