恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



家に着いた私は、洗濯物を洗濯機に入れた。


お母さんが普段毎日してくれてた洗濯とお風呂掃除。

今は私の日常の中の一つになってる。


お母さんは帰った時にするからって言うけど、自分で出来ることは自分がしたいって思ったんだ。

それに、少しでもお母さんの睡眠時間をつくってあげたいから。




「よし。お風呂掃除完了!」


両手をタオルで拭いて背筋を伸ばした時、はっと思い出した。



そういえば、浅野さんに腰の薬をあげるんだった!


私は急いでリビングに置いてあるおばあちゃんの薬箱を開けた。



勝手なことしてごめんね、おばあちゃん。

後でちゃんと言うからね……。




おばあちゃんの許可なく薬を手にした私は、上着を羽織って交番に向かった。



今日はおまわりさんが勤務してるから、おまわりさんに薬を渡しておこう。

そう思ったから……。