電話を切った後、病室に戻った私は、おばあちゃんが作ってきてくれたお弁当を食べた。
私が好きな玉子焼きとウインナー。
お母さんとお父さんが好きな里芋の煮物。
お弁当箱からはみ出ちゃいそうなくらいに、たくさんのおかずがびっしりと詰められていた。
どれも美味しくて、
本当に美味しくて……
久しぶりに体の中が暖まったような気がした。
「私、一回家に帰るね」
お腹が膨らんだ私は、洗濯物と空いたお弁当箱を持って病院を出た。
真っ白な雪景色の中、いつもより満腹感のある体に、一月の冷たい空気を思いきり吸い込む。
お父さん、
外の空気はおいしいよ……。

