おばあちゃんと病室に行った後、病院の外に行き慌てて学校に電話した。
今日から跳び箱の補習授業があること、すっかり忘れてた……。
『もしもし、白樺学園です』
あっ……。
「鈴木先生!?」
『青木か?』
「はい……あの、すみません。私――」
『大丈夫か?』
「えっ!?」
『今朝の電話で、大体のことは聞いたよ。
青木は大丈夫なのか?』
慌てている私の声とは正反対に、鈴木先生の声はとても落ち着いていた。
「はい……私は、大丈夫です……。
あの、補習なんですが……」
『それは落ち着いてからでいいよ。
新学期が始まったら俺がしごいてやるから安心しろ』
なんだか、久しぶりに日常に近い会話をしたような気がする。
事件や怪我以外のこと。
私の日常だった
学校のこと……。
「ありがとうございます……」

