恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




恐ろしい言葉が心の中で生まれようとした時、

握っているおまわりさんの手から強い力が加わった。




「許さないよ」



おまわりさんの発した言葉で私は我にかえり、おまわりさんに振り向いた。




「俺が絶対に許さない」






ガラスを強い眼差しで見つめているおまわりさんの瞳は、今まで見たことのない色をしていた。


その眼差しは、まるで犯人に向けられているよう……。




怖いとは違う感覚が、一気に私の鼓動を高めた。



ドキドキしてる……


ドキドキが止まらない……





これが



警察官の


おまわりさんの





強さなんだ――。