少し経つと、テーブルの上に置かれていたワイングラスのようなコップに葡萄ジュースが注がれた。
私とおまわりさんは微笑みながら乾杯し、目の前に並べられたチーズフォンデュを口にした。
少し硬くて甘みのあるパンとウインナー、
この時期にはあまり目にしない新鮮なアスパラやお芋など。
どれも美味しくて、私の頬もチーズと一緒にとろけそうになっちゃう。
「美味しい」
「良かった。美樹に聞かないでメニュー決めちゃったからちょっと心配だったんだ」
「このメニュー大正解だよ!
アスパラなんて久しぶりに食べたし、大好物だもん」
「じゃあ尚更良かった。取り寄せてもらうために前もって予約してたんだ」
そうだったんだね。
私とおまわりさんのクリスマスイヴは、今朝始まったって思ってた。
けど、おまわりさんはそのもっと前から色々考えてくれてたんだね。
「ありがとう」
私は嬉しくて嬉しくて、胸の中が熱くなった。
今日は最高
最高のクリスマスイヴだよ……。

