恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



日が暮れ始めた頃、真白な雪が降り始めた。


いつもだったら雪が降ると、寒いんだろうな~って身震いしちゃうけど、今日は特別。

歓迎しちゃう。






「お待たせしました」


6時に迎えに来てくれたおまわりさんが、丁寧に助手席のドアを開けてくれた。


ふふっ……なんだかおまわりさん、ホテルのドアマンみたい。



私はにっこりと微笑み、お嬢様になった気分で助手席に乗った。



運転席に乗ったおまわりさんから、ほんのりといい香りがする。

その甘い香りが、すぐに私のドキドキを上昇させた。


「ん? どうかした?」

「えっ……」


やばい、やばい。

ついついおまわりさんの横顔に見惚れちゃったよ。


「どこに行くの?」

「それは着いてのお楽しみ」



おまわりさんはにっこりと微笑み、そのまま車を走らせた。