恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




翌朝、

待ちに待ったクリスマスイヴが訪れた。



おまわりさんに会うのは夕方なのに、私の胸はもうドキドキしてる。


目が覚めた瞬間から、私とおまわりさんのクリスマスイヴは始まってるんだ……。




「お母さん、今日の夜はおまわりさんとご飯食べに行くから」

「そう、楽しんでらっしゃい」


朝食の後片付けをしているお母さんは、朝から気分良さそうにジングルベルを鼻で歌ってる。

その隣で私は自分が使ったコップを洗っていた。



「お母さん、なんだか上機嫌だね」

「ふふっ、そうなの。
お父さんね、もうすぐ仕事の目処がつきそうなんだって。
明日は一緒に過ごせるかもしれないでしょ?」

「そっか……良かったぁ」


安心した私はほっと胸を撫で下ろし、リビングのソファに腰かけた。


そして、先に座っていたおばあちゃんと目を合わせ、にっこりと微笑んだ。




今年のクリスマスは、おまわりさんもうちに呼んでみんなで過ごせるかもしれない。


ふふふっ……

きっとお父さんはお酒を飲んで楽しそうに笑うんだろうな。




幸せなクリスマスが訪れる

そんな予感がしていた。