「ありがとう、なんかホッとした」 『そっか? 不安な時はいつでも話聞くから、我慢しないで言うんだぞ?』 「うん……」 おまわりさん、ありがとう。 おまわりさんがいてくれる…… そう思うだけで、なんだか心強くなれるよ。 おまわりさんとの電話を切った私は、ネックレスのリングを握りながら眠った。 お父さんが追ってる事件が早く解決しますように…… そう願いながら。