恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



おまわりさんと過ごす時間は、いつもあっという間。

どうして幸せな時間は、こんなに早く過ぎてしまうんだろうって思う。



「そろそろ帰るね」


窓から見える茜色の空に目を向けたおまわりさんが、スッと立ち上がった。


「もう帰っちゃうの?」

「うん、明日仕事だから。後で電話するね」


微笑みながら私の頭を優しく撫でるおまわりさん。


そんなことされたら、帰らないでって言いたくなっちゃうよ……。



「電話待ってるね」


私はおまわりさんの胸の中でそう呟いた。


おまわりさんは「うん」って頷き、私の額にキスを落とした。




好き。

大好き。


まだ離れていないのに、おまわりさんからの電話が待ち遠しいよ……。