恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



エッチ。


その言葉は、17歳になったばかりの私にとって、とても刺激的でなかなか口に出来ない言葉。


同い年の智子は、少しためらいながらもその言葉を口にした。



「美樹には話したことあったよね?
私の初体験のこと……」


私は智子の言葉に、小さく頷いた。



智子が拓也くんと付き合い始めた頃、私は智子から中学時代の彼氏のことを聞いたことがあった。


中学三年生の時の智子の辛い思い出。



大好きだったクラスメイトの男の子に告白され、付き合いはじめて半年が経とうとする頃、彼が親の都合で急に転校することになった。


とても仲が良くていつも一緒にいた彼が居なくなってしまう……

智子は辛くて仕方がなかった。



『離れても俺達は変わらないよ』


彼のその言葉が嬉しくて、

転校する前日、智子は彼に求められるまま体を許した。



本当は怖くて怖くて仕方がなかったのに。


けど、これからも彼と繋がっていられるなら……

その思いを、まだ膨らみきっていない小さな胸に刻み、智子は彼に抱かれた。