恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



バーベキューを食べ終えた私達は、気がつけば星空の下にいた。


おまわりさんと拓也くんは、智子と私が食器を家の中に運んでる間に、庭のベンチで静かに何か話し始めた。


私たちは、なんだか二人の会話を聞いちゃいけないような気がして、テレビをつけて食器を洗い始めた。



「拓也、何話してるんだろう……。浮気でもしちゃったのかな」

「えっ、拓也くんが浮気することなんてあるの?」


智子の不安げな言葉に、私は驚いた。

だって、さっきまであんなに仲が良かったのに……。



「ううん、たぶんしないと思うけど。けど……」

「けど……?」


食器を洗っている手を止め、智子の顔を覗き込んだ。



今にも泣き出しそうな智子の瞳。


私は黙って智子が声を出すのを待った。



「拓也の誘い……断ったから」



拓也くんの誘い……?

何の誘いを断ったの?



「私、まだ拓也とエッチするのが怖いの」


智子の言葉を聞いた私は、驚きのあまり食器を落としかけた。