そんなこと、恥ずかしくて出来ないよ。
急に顔に熱が帯び、おまわりさんの視線に唇をつぐんだ。
智子と拓也くんだっているのに……
目をキョロキョロと動かし智子たちに視線を向けると、二人は楽しそうに話をしている。
視線をおまわりさんに戻すと、おまわりさんはもう一度大きく口を開いて見せた。
ああ、恥ずかしいけど嬉しい。
私はパクっとおまわりさんが持つ串のお肉を口の中へ入れた。
「おいしい?」
にっこりと笑うおまわりさんに、私は赤い顔で大きく頷いた。
本当は恥ずかしくて味なんてわかんない。
けど、最高においしいって思えるんだ。
おまわりさんは嬉しそうに微笑み、私が食べかけた串のお肉を自分の口の中に入れた。

