恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



『明日も晴れそうだね』


「え?」


『星がすごい見えるよ』




飛び跳ねてる私は、おまわりさんの言葉でお尻をベッドの上に止めた。


もしかして――







背中を向けてた窓の外を振り返ると、そこには携帯電話を耳にあてたおまわりさんが立っていた。




「おまわりさん!」


驚いた私の叫び声は、電話を通さなくてもアスファルトを踏むおまわりさんにまで届いた。





にっこりと微笑み、星空を指さすおまわりさん。



いつからそこに居たの?

すごく嬉しいけど、すごく恥ずかしいよ。



はしゃいでる私……

おまわりさんは見えてたんだよね?