胸もお腹もいっぱいになった私は、クマのぬいぐるみを抱えて部屋に戻った。
ふぅ~。ちょっと食べ過ぎたかも……。
満腹なお腹を掌で擦りながらベッドに腰かけた。
おまわりさんの休憩って何時頃かな?
カーテンを少し捲り、窓の冊子に頬杖をつきながら電気がついている交番を見つめた。
早くおまわりさんの声が聞きたいな。
早くおまわりさんに会いたい。
そう願っていると、願いを叶える着信音がベッドの上で響いた。
「うわぁ!!」
おまわりさんからの電話を待ってたのに、電話が鳴った途端に私の鼓動は緊張で高鳴り始めた。
「も……もしもし?」
『あ、俺だけど……』
おまわりさんだ~!!
私って単純……。
おまわりさんの声を聞くと、緊張の高鳴りが喜びへと変わった。