恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



「ねぇ、おままりさん」


「ん……?」


「おまわりさんは女子高生と付き合ってることに抵抗はないの?」



どんな返事をされるのか……

私は恐る恐るおまわりさんに聞いてみた。



そんな私を、目を丸くして見ているおまわりさん。


私はおまわりさんの瞳をじっと見つめた。




「抵抗が無いって言ったら嘘になるかな」



おまわりさんの一言に、ズキッと胸が音をたてた。



抵抗、あるんだ……。




俯きかけた私の頬を両手で挟み、おまわりさんが優しく口を開いた。



「美樹ちゃんと同じ気持ちだよ。
美樹ちゃんを傷つけるんじゃないかって、心配なんだ」