恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




私の言葉におまわりさんが顔をあげた。


その真っ直ぐな瞳に、私の鼓動は一気に高鳴る。




「もちろんだよ」



目を細めて微笑むおまわりさんの声が響いた。


私の胸のずっと奥まで……。






おまわりさん、大好きだよ。



いつもその優しい瞳が、私を包んでくれる。


真っ直ぐな瞳で、守ってくれる。




微笑み合う私達は、きっと世間から見たら警察官とただの高校生という名の一般人だと思う。


そんな私達を恋人同士だと知ったら、世間の目の色は変わるかもしれない。





けど、ここには温かいものがあるんだ。


胸の真ん中から溢れだす、恋する想いが――。