あれ……? 居ない。 どうして居ないの~? ガッカリして肩を落とした私が目にしたのは 『御用の方はボタンを押してください』っていう札。 いつもこの時間はいるはずなのにな……。 何か事件でもあった? 大きな溜め息をついて、私は玄関の扉を開けた。