恋 時 計 ~彼はおまわりさん~




怖い……。


時間が経つほど、おまわりさんに会うことが怖くなっていた。




おまわりさんが好きなのに……


好きだから、怖くて不安になる。



デートの最後にあんな酷いことを言ったんだもん。

おまわりさんの気持ちが変わっていてもおかしくない。





俯いた私の顔を覗き込みながら、先生が口を開いた。



「けど好きなんだろ?」


「うん……」




好きだよ。


この気持ちだけは、はっきりとしてる。




だけど、だけどね……。