「警察官ってさ……」
呟くように重たい口調で口を開いた先生。
私はじっと見つめて次の言葉を待った。
「相手が警察って難しいな」
「難しい……?」
なにが難しいの?
先生の言いたいことがさっぱりわかんない。
「先生、何が難しいの?
ちゃんと言ってくれなきゃわかんないよ」
私の眼差しが真剣なものに変わり、先生は椅子にもたれていた背中を正して話し始めた。
「警察官って信頼があっての職だろ?
高校生の青木が悪いってわけじゃないけど、やっぱり世間は良いようにはとらないだろうな」
高校生の私に問題がある……?
私と付き合ったら、おまわりさんの信頼がなくなるってこと?

