「も~、やっぱりおまわりさんはいやらしいおじさんだね!」


「あ~~、そんなこと言って良いの?
そのいやらしいおじさんの彼女だろ?」




屈んで私と同じ顔の高さになったおまわりさんの瞳が、

私の瞳に映る。



恥ずかしくなった私は、頬を膨らませ視線を逸らした。






おまわりさんと視線を重ねるたび


おまわりさんと言葉を交わすたび



どんどんおまわりさんのことが好きになっていく。





嬉しいのに

恥ずかしくて



嬉しいのに

素直になれなくて




きっとこれは

おまわりさんのことが好きだから。




大好きだからだよ……。