ドキドキしながらメールを打つ。



早く打たなきゃ寝てるって思われちゃう。

それに、おまわりさんが寝ちゃうかもしれない。



変な心配ばかりが浮かんできて、メールの中身はそっけないものになってた。



≪ 眠れない ≫




送信ボタンを押した後、自分のメール内容を見て肩を落としてしまう。



ううっ……かわいげなさすぎ。




だけどすぐにメールが返ってきて、私の胸はまたピョンって跳ね上がった。



≪ そうだよな。あんな怖い
  思いしたんだから眠れないよな。
  
  俺に出来ることある? ≫





メールの一言ひとことが凄く嬉しかった。



嬉しすぎて、私は素直な気持ちをメールに打った。




≪ ううん、違うの。
  怖い思いをしたっていうの
  もあるけど、眠れないのは
  おまわりさんのせいだよ。

  嬉しすぎて眠れないよ。 ≫