身長差15センチの関係

駆け出ていく高志。
その背を見送って、頭をかく弓倉

「逃げてくれたか・・・・・・」

と、呟き、

「危なかったな」

と、準備室のドアを内側から閉めた。

底にコーヒーが残るカップを眺めて椅子に戻り、

自分が使っていたカップと、
高志が使っていたカップをそれほどの意味もなくっつけて並べる。

「しかし・・・なんというか・・・我ながら、結構本気で迫ってしまったぞ」

カップの端を指でついついと突つき、

ふたつのカップの間でカツカツと小さな音をたてさせて、眉をよせる。