「なっ…―――――」 一気に顔が赤くなった。 恥ずかしくて、 いつの間にか運ばれていたチキンドリアをつっつく。 「だから、覚悟しとけよ……?」 遼平さんがニヤっと笑った気がした。 身体中に回っていた熱が取れて、 今度は寒気が襲ってきた。 ほんとに調子狂うよお……。 さっきまでは、優しい紳士みたいだったのに…… 今は、いつもの俺様に戻っちゃった……。 ちょっとは見直したのになあ…。 .