俺はファミレスということも忘れて、おもいっきり立ち上がった。





「り……遼平さん…??」



「この間のパーティー………、

勝手に将来を共にする女性とか言ってごめんな…」






そう。


伝えたかったっていうのはこのこと。



「謝らねーと」って、ずっと思ってたんだ。

















「あれからテレビや新聞に載っちまって、本当に嫌だったよな?

あれは俺の不注意だ。


マジごめんな………」



「遼平さん………」



「だけどな…」






俺はゆっくり桃の方を向いた。






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