俺が「ふーん」と反応すると、幸也は溜め息をついた。




「俺は別に遼平がどんな恋愛したって構わない。例え、相手が桃でもな。だけど、桃に無理させるようなことはすんなよ…?これは、桃の兄貴としての言葉だからな」




桃はこんなにも心配されてるんだな。

幸せモンだな、本当に。




「分かってるよ、桃はお前の妹だもんな。ぜってー振り向かせて、幸せにするから」




幸也は俺のこと分かってくれる大事なヤツだ。


だから、そんな幸也の為にも桃を絶対に振り向かせる。



俺の戦いは、ここからだ。




遼平side♂
「お前は俺のもの」END.