「皆さん、今日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます」 俺が軽くお辞儀をすると、周りから一斉に拍手が起きる。 気持ちいいな。 こうやって俺だけに注がれる拍手が。 俺は満足そうに周りを見渡した、が… 「…あ?」 俺の目に入ってきたのは、拍手をしていない桃の姿だった。 「アイツ…」 不満そうに呟くと同時に、いいコトを思い付いてしまった。 .