その声に、パッと目が開く。 あたしはそっと、声のしたほうに振り返った。 清楚なスーツに、 革靴をはいて、 髪の毛は綺麗にセットされていて。 あたしの前には、 見事に雰囲気が違う 「りっ…遼平さんっ……!!」 「久しぶり、桃」 遼平さんが立っていた。 遼平さんは一歩ずつあたしに近づいてくる。 いつの間にか、あんなに激しかった雨はやんでいて。 あたしはその隙に傘をたたむ。 .