「お兄ちゃん、あった…!!」 「だから言ったろ? 受かってるってな…??」 お兄ちゃんはあたしの頭をくしゃくしゃした。 まるで、"おめでとう" とでも言っているかのように――― 「それにしても、受験票も受験票だよな」 お兄ちゃんはあたしが握りしめている受験票を見る。 「たっ…確かにね…………」 受験票といっても、 番号が書いてあるだけのただの小さな紙切れなんだから。 .