ばか。
いくら見たって、あたしの番号ないんだよ……??
あたし、落ちたんだよ……??
そんな無駄なことしなくていいじゃん。
余計に虚しくなるだけだから。
もう、
この降り続く雨と一緒に、
あたしの涙も流れてしまえばいいのに。
ずぶ濡れなんか気にしない。
というか、ずぶ濡れになったほうが、気が楽。
「桃、お前バカだろ」
「………なんなのよっ!!」
あたしはお兄ちゃんを睨み付ける。
妹が悲しんでるっていうのに、
バカとか信じられない。
だけど、お兄ちゃんはあたしを優しい目で見ていて。
「受かってるよ、桃」
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