一応目を擦るけど、 現実は変わらなくて。 「お兄ちゃん…」 「桃…………」 「あたし…… 落ちちゃったよおっ…………」 思わず感情が押さえられなくて、 その場にしゃがみ込んでしまった。 頑張った成果が水の泡だ。 いろんな人に迷惑かけたのに…。 そう自覚すると、 今度は大粒の涙があたしを襲う。 自分の未熟さに腹が立って。 「桃、受験票見せろ」 お兄ちゃんは勝手に受験票を奪い取った。 .