「つか、あれ掲示板だよな?」 お兄ちゃんが顎をフイッとやった先を見ると、 大きな板の前に、たくさんの人だかりが出来ていた。 今さらだけど 「やっぱり緊張してくるよお…」 今にも泣きそう。 声が震えてくる。 「大丈夫だからな…、桃…」 お兄ちゃんがあたしの背中をさすってくれた。 それがなんだか、心地良くて。 「見に行こうか」 「うん…………」 あたしは受験票を握りしめて、 お兄ちゃんと一緒に掲示板へと向かって行った。 .