――――――…… ―――――――――……… 「お疲れ、桃!!」 「ママのお守り効いたかしら?」 入試も終わり、あたしはお兄ちゃんの車で家へと帰った。 はっきり言うと、帰り道でのお兄ちゃんの運転は最悪で。 「気持ち悪っ……」 「どうした、桃??」 自覚のないお兄ちゃんに、 もはや怒鳴る気にもならなかった。 「桃っ♪ 今日もママご飯張り切って作ったから、いっぱい食べてね♪」 「ありがと、ママ」 あたしはご飯なんか食べる気にもならなかったけど、 ママのためにイスに座った。 .