「……遼平さんっ!!!」 「ごめん桃。 勉強の邪魔だって分かってるけど。 一分でいいから、抱きしめてていいか…??」 戸惑うよな、桃。 でも、このままだと俺自身が壊れそうだった。 自分が自分でなくなりそうで。 大人げないな、俺。 もうすぐ25歳になるってのに。 こういう形でしか、自分を落ち着かすことが出来ないのだから。 「……一分、だけだよ……?」 そんな桃の声が聞こえて、 俺の背中に手が回された。 .