「あっ、おかえりなさい、桃」 「まっ…ママ…!!」 状況が理解できていないあたしの前に、ハイテンションなママが現れた。 エプロンを身にまとって、 うれしそうにしてるママ。 「もうね、遼平君が久々にうちに来てくれたから、ママ張り切ってご飯作っちゃった…!」 そう言って、キッチンから持ってきたと思われるおたまを振り回す。 というか…… 「遼平さんって、うちに来たことあるの……!?」 「当たり前だっての。 高校のころは、毎日のようにな」 懐かしいな、と 遼平さんは小さな声で呟いた。 .