「んっ…、…も…桃………?」 「えっ………」 ふと、遼平さんの声が聞こえた気がした。 あたしはそっと遼平さんのほうを見た。 「桃……………」 「りっ…遼平さあんっ……!!」 しっかりと瞳を開いて、 しっかりとあたしの名前を呼んだ遼平さん。 そんな些細なことだけど、 無性にうれしくなって。 「心配させないでよおっ……!!」 思わず、抱き着いてしまった。 .