「どうしました?桃さん」 あたしの急ぎっぷりを見たのか、 佐倉さんがあたしに聞いてきた。 その言葉で我に帰る。 「佐倉さんっ……。 この家のキッチンってどこですか……っ??」 「厨房のことですか?」 あたしに、 「なんでそんなこと聞くのか?」 っていう目で。あたしのことを見てくる佐倉さん。 それでも、あたしは屈しなかった。 「連れてってください!! あたしを、厨房ってところに!!」 「は…はい……。 分かりました………」 少々戸惑いながらも、 佐倉さんはあたしに返事をした。 .