なんか、 宣戦布告されているみたいだった。 野坂の視線が、俺に向いていたから。 それだけで俺は逃げ出してしまった。 ホント、弱いヤツ。 乾いた笑いが出る。 幸也はまだ体育館にいるだろう。 俺は、トイレに行くという理由で抜け出して来たからな。 そろそろ戻らないとな…。 じゃないと幸也うるさそうだし。 俺が車から離れて、前を見た時――― 「遼平さんっ――――――!!!!」 何故か、泣きながら俺の名前を叫ぶ、桃がいた。 .