本当の、気持ち…………?? 「俺も薄々気付いてたよ。 佐々木の心の中には、俺は存在しないって…」 「野坂君…………」 野坂君は、あたしの肩に手を乗せると、真剣な顔つきで呟いた。 「行ってきな、佐々木。 まだあの人は学校内にいるはずだから。 俺のことは気にせずに、自分の気持ちに正直になって…!」 野坂君……。 キスされたことは嫌だったけど……。 「ありがとう……」 あたしは小さな声で呟くと、 ドレス姿のまま、また走り出した。 .