嘘だと信じたいのに…… 唇にまだ感触が残ってる……。 触れるだけのキスだったし、 小人のみんなも普通だから たぶん、バレてはないと思う。 だけど…… 「っ――――――…!!」 なんでこんなにも嫌なんだろう。 「さあ、白雪姫。 僕と結婚してください」 何事もなかったかのように、 野坂君があたしの手をとる。 悲しみと、虚しさが残るまま、 「……………はい…」 あたしは、野坂君の手を握ったまま、立ち上がった。 .